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干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"
第112回 レッドウィングのワークブーツ

2016.9.15
2016.9.15

我が青春の思い出、アイリッシュセッターです

初めてのレッドウィング体験は、渋カジ全盛の17歳のとき。高校生にとっては、高価でなかなか手が出せなかったので、同じようなアメリカブランドのチペワのペコスブーツを履いていたのですが、たまたま友人が履かなくなったというので格安で譲ってもらったのが最初でした。ユーズドの靴に抵抗がある人も少なくないと思いますが、僕はむしろ逆。特に、ブーツは味が出ていたほうが絶対にカッコいいんで、昔から積極的に、古着屋にも探しに出かけていましたね。

それにしても、懐かしい。マイファースト・レッドウィングはやはり名品「アイリッシュセッター」でした。定番のモックトウです。雨が降ったりすると、あの赤茶っぽい色が色落ちして、周りの友達たちはソックスをよく汚していましたね。でも、僕が譲ってもらったときには、ある程度履き込まれていたので、いい塩梅に色落ちしなかったんです。しかも、新品を買ってから味が出るまでって結構時間がかかるじゃないですか。その点でも、当時は大満足でした。

1952年に開発されたこの伝統的なモデルは、レッドウィングを現在の地位に押し上げた代表作ともいえる存在。前出の赤茶色の革は「オロラセット」という鞣し革で、経年変化によって犬種のアイリッシュセッターの毛色を思わせる色に変化することからそう呼ばれるようになったのですが、もともとは「877」という名前のハンティング用ブーツでした。また、レッドウィングを語るうえで欠かせないのが「トラクショントレッドソール」。アイリッシュセッターに初めて採用されたこのソールは、軽量で、足音が立ちにくく、狩猟をするのに最適だったといいます。あと、ここんちが世界的ブランドに成長したのは、履き込むほどに自分の足に馴染んでくる、というのが大きかったんでしょうね。これは、インソールとアウトソールの間に詰められたコルクが、歩行時の圧力によって自分の足裏の形状と同じように潰れるためなんだそうです。

ソールはグッドイヤーウェルト製法で縫いつけられているので、磨り減ってくきたら交換できるし、僕も何度も交換して履いていました。それでも、アイリッシュセッターはいろんなタイプを買いましたね。アッパーが黒でソールが白のモデルとか、いろいろあったんで。でも、やっぱりここに戻ってしまうのは僕の性。結局は、オリジンがいちばんだと思ってしまうんですよね。この秋は、久しぶりにまた履きたい気分になって、寝かせておいたのを出しました。絶賛スタンバイ中です。本当は、もう少し、色を深めにしたく、それも検討中です。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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