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「 ぼくがやる!」混雑するセルフレジを荒らす親子。「 お前がやれ! 」と毒づく高齢者。40代パート主婦が語る、前途多難な昨今セルフレジ事情

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

コンビニ、スーパー、ホームセンター、ファミレス…。あらゆる店舗でセルフレジが導入されて久しい。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「人手不足の対策として取り入れられたセルフレジ。しかし、実情はなかなか不具合も多いと聞きます。セルフレジにしたところ、客が減った店舗もあるとニュースになっていましたね。規格が統一されていないので、店舗によって機種が異なり、なかなか慣れに繋がらないことも一因かもしれません」。

セルフレジで二重スキャンをしてしまったり、逆にスキャン漏れであわや万引きになってしまったり…新設備の導入にはやはり問題がつきものである。

「UNIQLOのようにカゴに入れた商品をおけば、即会計となればいいのですが、スーパーではまだ実現が厳しいのが現状。あのやり方の場合、ICタグが必要になりますが値段が高いので売り上げが立たなくなってしまうのです。すべてあの方式になれば、本当に楽なんですけどね」。

今回はあるスーパーに勤めている女性に話を聞いた。

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©︎Gettyimages

東 梨花さん(仮名・45歳)は、スーパーでパートをしている。勤めて5年。今年の冬にセルフレジが導入されたそうだ。

「とにかくトラブルが多いですね。私はよくセルフレジの見回りをするのですが、お客さんのイラつきと言いますか、なんとなく不穏な空気を感じることも少なくありません」。

先日は休日の夕方、超混雑するセルフレジである親子が非難の的になっていたらしい。

「この時間帯は1番と言っていいほど、店が混雑します。ただでさえ、みんなが少しイラついているところで空気をまるで読まない親子がやってきたんです」。

ーママ!僕がやりたい!!!

「5歳くらいの男の子を連れたママがセルフレジに並んでいました。子どもがバーコードをスキャンするのをやりたい!と駄々をこねていて、大泣き。嫌な予感がしましたね」。

確かにお店屋さんごっこ感覚になりそうだ。

「結構多いんですよね。お子さんのやりたい!母のやらせたくない!の攻防戦」。

親子の番になると母親は観念したのか、子供にバーコードスキャンを託したらしい。

「ひとつひとつバーコードを探すのにも、かざすのにもとにかく時間がかかります。並んでいる客のそれを見る視線といったら…。確かに子供のやりたい!を優先してあげたい気持ちもわかります。社会勉強にもなりますしね。ただ、それは空いている時間であればの話。さすがにこの混雑では優しい目で見守ることはできません」。

とは言え、声をかけて母親にやるよう促すわけにもいかない。



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