「棚がスカスカ。2キロのお米しか売ってない…！」東京のスーパーからいま、お米が消えている。パニックの主婦にママ友が漏らす「買い占めたから分けようか？」は悪魔の囁きか。

「たまに見かけるおばあちゃんで、ちょっと認知症入っているんですかね？卑猥な言葉を投げかけたり、商品を取られたと喚いてみたり、まあクレーマー？要注意人物みたいな人。彼女が米を出せと騒いでいたんです」。

典子さんは、ここまで米がない現実をみて、なんとなく未来を思ったと話す。

「こうやって食べ物を奪い合う未来がくるのかな、なんて想像しちゃいました。とはいえ、これ以上、米がない日々が続くとなると本当にツラい…。とはいえ、ないものはないのですから、なんとかあるもので凌ぐしかないですよね」。

ネット販売も価格が爆上がり中。もちろん気軽に買う選択にはならない…と気を落とす典子さんだったが、あるママ友から米を買い占めたという話を聞き、思うことがあったそう。【後編】では、そのママから浴びたとんでもない一言について聞いていきたい。

取材・文／橋本 千紗