「尊敬できる上司たちはそういう気持ち悪い対応はしません。セクハラ、パワハラ、モラハラには細心の注意を払っていると感じますし、余計なことは言わないすごくスマート。ところがその上司は全く逆。若者っぽく振る舞う方がイケているとでも思っているのでしょうか。急に気だるい表情を見せたりするのもヤバい。知れば知るほど気持ち悪いというのが本当のところです」。
さらに衝撃だったのは「困ったことがあれば相談して」の言葉を鵜呑みにしたときのこと。
「同僚の資料作成に少し気になるところがあるけど、言いにくいと話したら、その女性社員に告げ口みたいに伝えていたこともあったんです」。
ー橋川さんが使えないって話してるよー。
「本人はギャグっぽく言ったつもりのようでしたが、相手はもちろんそう思っていません。すっかり私が悪者になってしまいました。いい人なんて本当に仮面。ただの自己顕示欲の塊ですよ」。
【後編】では、仮面がはがれたいい人の末路についてさらに詳しく話を聞いていきたい。
取材・文/悠木 律
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