■未開栓の炭酸飲料の缶・ペットボトル
炭酸飲料の缶やペットボトルも、炎天下の車内で熱せられると、破裂のリスクがあります。未開栓の炭酸飲料を放置した場合、気温が上がるとともに液体も高温になるため、炭酸ガスによる内圧が上昇し、容器が変形・破損する恐れがあるのです。破裂してしまうと、砂糖入り飲み物のベタベタや甘い匂いなどは、掃除をしてもなかなか落ちにくいこともあります。炭酸飲料の缶やペットボトルは、車内に残すことのないよう、クルマから降りる際には注意しましょう。
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
炭酸飲料の缶やペットボトルも、炎天下の車内で熱せられると、破裂のリスクが。炭酸でなくても、水のペットボトルは収れん火災の危険があるため要注意
■透明な吸盤やメガネ、鏡
これらは、収れん火災を引き起こすリスクがあります。透明な部分がレンズの役割をはたし、太陽光を1点に集めることで火災となってしまうのです。お守りやアクセサリーなどを吸盤でガラスにつけていたりする人はいますぐ外してください。水の入ったペットボトルも、太陽光を集めてしまう可能性があるため危険です。
■まとめ
ほかにも、アルコール消毒液やガス式のライターなどは、引火や発火のおそれがあるため、絶対に残してはならないもの。またもちろん、ペットやお子さん、高齢者なども絶対に置き去りにしてはなりません。
危険な状態にはならなくても、プラスチック製品は、高温によって溶けてしまうおそれがありますし、化粧品、特に口紅などは、ドロドロに溶けて使えなくなってしまう可能性があります。暑い時期はできるかぎり日陰になる場所に駐車したいものですが、炎天下に駐車しなければならないときは、上記のものが車内にないか、確認してからクルマを離れるようにしてください。
Text:吉川賢一
Photo:Adobe Stock、PHOTO AC
RANKING
1
2
4
1
3
5