連日猛暑が続いている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう述べる。
「本当に暑いという言葉しか出てこないほど、ですね。同時に大雨の被害が出たりと異常気象を感じざるを得ません。SNSの投稿にもありましたが、午前中の涼しいうちに宿題済ませなさいね!なんていう小学生の子と親のやりとりはもはや幻。8時の時点で30度越えは当たり前です」。
うだるような暑さという表現すら弱々しく感じる。
「本当ですね。水遊びをするにもこの暑さでは、日陰が欲しくなりますね。夏休みの子供たちが外で元気よく遊ぶ、そんな情景はもはや幻になってしまったのかもしれません」。
今回はそんな暑い中でも元気よく遊ぶ子供、そして大人の騒音が気になるというある女性の証言だ。
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近藤華さん(仮名・46歳)は、幼稚園教諭として働いている。自身はなかなか子供に恵まれないが、園の子供たちの成長を見つめられるだけで幸せだなと最近は思うようになったそう。仕事には誇りを持っている。
「本当にみんな可愛くて、天職だと思います。こんな子供好きの私なので、自分でもこんなことになるとは思っていませんでした」。
華さんは2年前、念願のマイホームを手に入れた。建売住居が6棟並ぶ地域で、隣近所とは自然と会話をするようになったそう。
「お子さんがいる家がほとんど。いないのはうちと真向かいのお宅だけ。引っ越してきたばかりの頃は赤ちゃんだった子が小学生に上がったり、微笑ましく見ていました。不妊治療を長く続けましたが、子供がなかなかできず、めいることもありましたが、最近は吹っ切れて、心の底からみんなをかわいいなと思ってみています」。
ある1家庭を除いては、という条件付きだと話す。
「6棟のうち、1番最後に引っ越してきたお宅がなんと言いますか、ちょっと非常識で困り果てているんです」。
特に夏になると素行が悪くなると話す。
「冬はお家の中でどんちゃん騒ぎをしているので、まだ我慢できるんですが、夏の土日は毎週毎週家の外で宴会をしているんです。それが思った以上にうるさくて…」。
華さんは子供好きだ。子供の声を騒音と思ったことは、これまでに一度もない。
「でも、そのお宅の子供たちの声だけは本当に耳障りで…。子供が悪くないことはわかっています。でもうるさくてうるさくて、正直耳栓をすることもあるくらいです」。
相当な騒音だと思われる。
「大体夏は、朝9時くらいからビニールプールが始まります。そのプールもいわゆるちびっこが入る小さめのものではなく、超大きなタイプ。それに水を張るんですけど、そうするとわらわら仲間たちが集まってくるんです」。
見た目で判断してはいけないけれど…と控えめな華さん。