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【何気に売れている】オデッセイがアルヴェルに負けないためには「低床」よりも「全長」だと!?

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■これがミニバン? と思わせる安定した走行と小回り性能が魅力

オデッセイの国内登録台数は、2024年1月は約1000台、2月は約1180台、3月は1300台、そして4月は820台と、月販目標1000台に対して、ほぼオンライン。ラージミニバンというと、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」の成功が目立つが、10年選手のオデッセイもそれなりに売れているのだ。

2023年12月に復活したオデッセイ。現在はe:HEVモデルのみとなった。価格は税込480万円~516万円

そんなオデッセイの最大の魅力は、1695mmというミニバンとしては低い全高がもたらす走行性能だ。走行中にクルマが不安定になりやすいシーンでも、オデッセイは安定感がある。

アルファード/ヴェルファイアが安定していないというわけでないのだが、アルファード/ヴェルファイアは見た目通り、小型の船のような、ゆったりとした走り心地で、クルマとしての走行性能を比較してしまうと、反応がいいオデッセイのほうが、ドライバーとしては好ましい。これはなにも、クルマ好きだけが気づくことではなく、乗り比べてしまうと誰もが感じることだろう。

また2.0リッター直4のガソリンエンジンに2モーターハイブリッドを組み合わせたe:HEVもよくできている。車内に入り込んでくるエンジンノイズやロードノイズが非常に少なく車内は極めて静かで、動力性能も滑らかで過不足ない。

特筆すべきは小回り性能だ。オデッセイの最小回転半径はなんと全グレード5.4m。アルファードは全グレード5.9m、エルグランドは全グレード5.7mなので、オデッセイはダントツで優れている。

ただ、いわゆるミニバンの見下ろすような視界がないことや、廉価な2.4L直4ガソリン車が廃止されてしまったこと、エクステリアデザインの古さが否めなく優越感が少ないため、買う理由が乏しくなってしまっていることは弱み。

ブラックを基調としたインテリアは質感が高い。また2列目3列目も快適な広さが確保されている

リアが車軸式(トーションビーム)サスペンションであるため、500万円超えの高額ミニバンにしては、リアからの突き上げショックが大きく、乗り心地が硬いとの指摘もあるが、筆者は硬いと指摘するほどのものではないと思う。



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