みのりさんが孫と最後に会ったとき、付き添ってきた息子は女性の姿をしていた。
相手の男性も、息子を妻として扱っているように見えた。2人は自治体のパートナーシップ制度というものを使うことで、一定の権利を守られているようだ。
「法的には他人だと思うのですが、2人は夫婦のような雰囲気でやってきました。
私が息子の格好を見て涙をこぼすと、物凄く嫌な顔で『だから会うの嫌だったんだってば』と言いました。いや、だって誰が喜べますか。自然な反応ではないですか?」
みのりさんは「何でもいいから孫だけには悲しい思いさせないで、これから難しい年頃なんだから。一定期間だけでもうちで見るわよ」と息子に訴えかけたという。
「つっけんどんです。しかも『2度とうちの子に近づかないで!』と言われました。『何が孫だけには、なの』と凄く怒っていましたね。
息子は、私に愛されていると感じたことがないそうです。相手の男が私にそう言ってきました。なんであんな男にそんなことを言われなくちゃいけないんでしょうか。
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