「人と人との関係がどんどん希薄になっているように感じます。東京ではご近所付き合いなんてほとんどないっていう人も多いんじゃないでしょうか。そうやって見てみぬふりをするようになれば、治安が悪化し、犯罪やいざこざは増える、そして警察は人手不足…恐ろしい悪循環です。そんなとき、最後に頼れるのはやっぱり人と人との繋がりだと思うんです」。
何かほかにも対策はないのだろうか。
「人口減少による人手不足は、もう免れられません。警察官の拡充がもとめられますが、そう簡単にはいかないでしょうね。となると自己防衛するしかない。できることとすれば、地域で行われている警察主催のイベントに顔を出したり、自治会にしっかり参加するなどして、地域そしてその地域を管轄する警察と顔見知りになっておくくらいしか、今のところ思いつきません…」。
人口減少の果てに、警察もいなくなり、治安が悪化する…そんな日本の姿は見たくない。どう解決すべきなのか、答えは見えない非常に難しい問題だ。
取材・文/悠木 律
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