【後編】すぐ110番する人もいるのに…。明らかにDV被害者のママ友が全力否定のナゼ「絶対違う、ダンナは真面目な人だよ」

【前編のあらすじ】

45歳のパート事務員・尾上美由さん（仮名）。彼女の小６の娘には、同い年のＡちゃんという幼馴染がおり、母娘ともに親しかった。

そんなある日、娘から、「Ａちゃんに、お父さんがお母さんに手を上げている、といった相談をされている」と聞かされる。

ママ友は２人目を妊娠中に夫の浮気が原因で離婚しており、上の子が小学２年生の時に再婚したという。

「お相手とは私も行事で何度か会いましたが、普通に感じのいい人でした。でも、その話を聞いてから少し心配するようになって…。」

子供から聞いた話を鵜呑みにして本人に真偽を問うことは憚られた美由さんだが、どうしてもそのことが気になり、ママ友と会った際に世間話のふりをして夫婦仲を探ってみた。

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「うちのダンナの愚痴っぽい話をした流れで『そっちはどう？』みたいに聞いてみたんですが、『仕事熱心で思ってたよりずっと真面目な人』と言うだけでした。

再婚する前はお喋りで、小さなことまで2人でよく喋ったのに、彼女は再婚してから口数も減った気がします」

それから２年ほどは、気にかかってはいたものの何もできずに時間が過ぎた。しかし、昨年の小学校の運動会で、ママ友の背後にDVの影を感じる小さな出来事があったという。