「自分の息子と同じクラスにしてほしくない生徒をランキング形式で発表されたときには、正直引きました。それぞれに理由も細かくあって、その偏見に満ちた眼差しにもうんざり。例えば、片親だとか、生まれ故郷の違いとか、そういう差別的な発言をまるで悪気なくいうものですから、昭和にタイムスリップしたのかと思うほどでした」。
そのモンペの子は男子。
「いたって普通のタイプでいい意味でも悪い意味でも目立たないタイプ。成績もそこそこで、どちらかといえば温厚なタイプに見えます。いじめに発展するようなトラブルになったこともない。それなのに、親は何を気にしているのか…ちょっとわかりませんでした」。
【後編】では、クラス分けに口を挟むモンスターペアレンツの現状についてさらに詳しく話を聞いていく。
取材・文/悠木 律
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