「あの声で とかげをくらうか ほととぎす」
この世の森羅万象のウラ側を、FORZA STYLEの取材班が徹底取材。あなたの暮らしを守る、独自レポート。
【前編のあらすじ】大山常子さん(仮名・58歳)は、都内に暮らしている主婦だ。昨今近所でも観光客をよく見かけるようになり嬉しい反面、生活が脅かされないかと危惧しているそう。そんな彼女が実家の小樽に帰省したところ、リアルにオーバーツーリズムを感じる出来事と遭遇する…。
--------------------------------------------------
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
©︎GettyImages
「新千歳空港からの電車も土曜の朝早かったこともあるのか、観光客でいっぱいでした。これまでとの大きな違いは、海外の人の多さ。びっくりするほど、たくさんの方がいて驚きました。これは空港でも同じ。日本語じゃない言葉がそこかしこから聞こえてくる状況にまず、驚きました」。
指定席のやりとりでトラブルになっている観光客も見かけたそう。
「私は事前に指定席を予約していました。指定席は満席。私の前の席に外国人観光客が座ったんです。ところが発車直前になって、別の乗客が来て…ダブルブッキングだったみたいです。結局、先に座っていた2人は席を立ち、別の車両へ移っていきました。指定席だと理解していなかったのか、あわよくば座っちゃえと故意だったのかはわかりませんが、車内の空気が騒然としたのは事実です」。
とはいうものの常子さんは海外からの観光客を嬉しく思う気持ちも大きい。
RANKING
1
5
4