「東京でもインバウンド価格という言葉をよく聞きますよね。小樽でも驚くほど高いお寿司とかあるみたいです。ニセコとかにいくと2万円近い丼ものがあると話していました。庶民には食べられるものではありませんね。何だか悲しくなります」。
父はこの現状にうんざりしているようだったと話す。
「小樽が観光地として生きていくことを選んでいるわけだから、ある程度は仕方ないといいつつ、これから先外国人観光客がさらに増加したら、怖いって話していましたね。確かに地元住民が暮らしにくくなってしまうのは、本末転倒ですよね。行政としてもなんらかの策を投じる必要があるようにも思えました」。
常子さんは考える。
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