「キャバクラ接待をしているのに、キャバクラが嫌いだなんて言えませんし、僕は完全にキャバクラ好きと認識されています。それに対して拒否した部下は、女性社員たちからは英雄扱い。なんだかなと思いますよ、本当に」。
取引先の社長や上司のキャバクラでの醜態を見ているからこそ、思うことがあると話す。
「自分が心の中で彼らに向けているのと同じ目で、僕も見られているんだなと思うと本当にやるせない気持ちです。ボディタッチしたり、卑猥な質問を投げかけたり、そういうことを自分もしていると思われていることが、本当にストレスです。仕事をやめればいいと言われればそれまでですけど」。
そんなある日のことだ。孝也さんは、女性社員の辛辣な発言を耳にしてしまう。
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