「東京の友人や同期のなかには、未だほとんど恋愛経験のない人も少なくありません。そういう人に彼氏がいて、結婚を迫られているけれど断っていると話すと角が立つ気もして…。なんとなく、言いづらい感じなんですよね。実際、贅沢な話だとも思ったりもするし…」。
梨花さんはよく考えるという。
「結婚をすることもしないことも、子供を産むことも産まないことも、個人で選ぶべきことですよね。それなのに少子化という言葉が出てくると途端に、産む方が正しいという気持ちが襲ってくるんです。少子化は今に始まったことではないのに、責任を押し付けられている、そう感じることもあります」。
さらに情報が多いこともまた不安要素になりうるという。
「毎日のように虐待のニュースが流れるし、SNSでも本当にさまざまな情報を目にします。そういうなかで泣いている子供を見てうるさいなと思ってしまう自分に出会ったりすると普通に子供を育てられると思えない。育てる自信がないというのも正直なところです」。
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