2週間後、予備校から帰宅した娘がドタバタ駆け寄ってきた。
ー「ねぇ!お母さん!私ね、上海の大学に行きたい!」
「えっ?急になに!?上海ってどういうこと?」
パンフレットを持ちながらキラキラ目を輝かせて訴える娘は、どうやら自分の進路を真剣に考えていたようだ。
ー「私、上海の大学へ行きたいの!これから中国は発展していくし、語学が好きだから学びたいの!」
てっきり東京のM大学を第一希望にしていたと思いきや、彼女が目指したいのは国境を越えた上海の大学だった。
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