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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「海外留学までさせたのに就いた職がこれって......」優秀な大学に入り、いい職についてほしいと思う高学歴親の苦悩とは

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

【前編あらすじ】

加藤真由美さん(52歳・仮名)は歯科医で、家族構成は夫、娘、長男の4人。

夫も歯科医として勤務しており、娘と息子たちには優秀な大学に入りいい職に就くことを強く願っていた。

中高一貫校の私立へ進学した娘は、学校生活を楽しんではいるが第一志望の東京にある有名私大はD判定。高校2年に進級し、本格的に進路を決めて試験対策に取りかからなければいけない時期に差し掛かる。

「娘はメイクやヘアセットが好きで、雑誌や動画を見ては毎日研究していました。その熱意を大学受験に少しでも向けてくれたらいいのに。次第に『メイクなんていつでもできるでしょ!くだらないことに時間を割かないで勉強して!』と強く当たり、しまいには家出をしてしまい......。私たちのように歯科医の道に進めば将来苦労する確率は減るのに、なんで分かってくれないんだろうと思い悩んでいました」

後半では、高学歴親が抱える教育に関する苦悩、一筋縄ではいかない反抗期の娘との向き合い方について伺っていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

友人M美の家から帰宅した娘と、腹を割って真剣に話そうと二人だけでカフェに入った。

「志望校は変わらず、東京のM大のままでいいよね?歯医者になれとは言わないから有名な私大へ行きなさい。今の内申だと指定校はギリギリ狙えるし、一般入試も頑張れば受かるはずよ。あなたには将来苦労してほしくないの」

©︎gettyimages

真っ直ぐな目で、娘に対し自身の気持ちを伝える真由美さん。果たして、高校生の娘にその言葉は届いたのか。



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