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「さすがに、ひどすぎないか?」イヤホンしながら爆走、あわやひき逃げ…商店街の60代が憂う、暴走自転車の「臨死体験」

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「あの声で とかげをくらうか ほととぎす」 この世の森羅万象のウラ側を、FORZA STYLEの取材班が徹底取材。あなたの暮らしを守る、独自レポート。

一般社団法人日本損害保険協会の調べによると全交通事故件数にしめる自転車事故件数の割合は、2割を超えた高い水準で推移しているそうだ。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「昨今は、シェアサイクルが増えていたり、Ubereatsや宅配需要の高まりにより、自転車に乗っている人自体が増えているように感じますね。自転車は免許なしで練習さえすれば誰でも簡単に乗れることから、危険が少ないと思われてしまいますが、れっきとした車両です。正しい知識で運転しないと危険だという認識を今一度持つ必要があるでしょう」。

自転車事故による損害賠償は、高額にのぼることも多く、保険への加入を義務化する自治体も増えている。

「全国で通称自動車レーンの整備が行われていますが、実際走ってみると路上駐車が多かったり、速度のばらつきがあったりとなかなか活用しきれない現実もあります。結局、歩道と車道を行き来するといった危険な運転になってしまうことも。自転車の乗り方については、今後も議論が必要になりそうです」。

今回は最近、自転車に不信感を抱いているというある男性に話を聞くことができた。

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©︎GettyImages

徳永正生さん(仮名・64歳)は、普段から車に乗って生活をしているそう。

「車を運転していると自転車に対してヒヤッとすることが多いです。歩道を走っていた自転車が後方を確認せず、車道に出てきたり、車なら必ず止まる赤信号を無視したり…。1番怖いのは車道を逆走している自転車。あれ、どうにかなりませんかね?」。

気をつけて運転はしているものの恐怖感は拭えないと話す。

「最近、自転車の配達の人が増えているでしょう?10年前に比べると圧倒的に多いように感じるんです。それに自転車レーンが車道にできたものだから、そちらを走る人、歩道を走る人とさまざま。あれができたことで逆に自由が広がっちゃったんじゃない?と思うこともあるくらいです」。

そんな正生さんは、先日ある事故を目撃したというのだ。

「商店街に買い物に行ったときのことです。自転車は基本的に商店街の中は乗車NG。押して歩くよう看板がありますが、それを取り締まる人がいるわけではありません。その日は平日だったこともあり、休日に比べるとすいていました」。

そのときだ。奥さんと二人で歩いていた正生さんの横を自転車が勢いよく通り抜けていったという。

「結構スピードが出ているように感じましたね。配達の人なんじゃないかな?背中に大きなリュックを背負っていたので。インドレストランの前で自転車を止めて、中に入っていきました」。

正生さんは注意をするか迷ったという。



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