「スメルハラスメントは個人差が大きく、判断が難しいものです。タバコや体臭で周りに迷惑をかけていると気がついていない人も多く、伝え方には工夫が必要です。今回の涼子さんのように、注意喚起のメールをしてから改善を促すのは正解。このメールをきっかけに他者からではなく、本人が自分自身で気がつく場合もありますからね」。
涼子さんは今も頭を悩ませている。
「一体、何度注意すれば直してくれるんでしょうか。そろそろ嫌気が差してきました。こんなことまで注意しなきゃならないなんて。風呂ぐらい入れよと言ってやりたいくらいです」。
自分では気が付きにくいニオイ問題。裏で「あの人クサイ」と言われぬよう、年齢と共にケアの重要性が高まっているのは間違いない。
取材・文/悠木 律
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