涼子さんの予想通り、彼はブチギレたという。
「彼の言い分としては、風呂に入るなんてプライベートなことまで上司に言われなきゃならないのはおかしいというものでした。確かにそうですが、これは業務にも関わっていることなので、丁寧に説き伏せようとしたんですけど…」。
次に出たのは「小山さんだって加齢臭するじゃないですか!」。そう逆ギレをしてきたそう。結局は交渉不成立。彼は風呂に入るどころか、どんどんタバコの本数が増えていったらしい。
「たぶん、こうやって今ままでの会社もやめてきたんじゃないかな?可哀想だけど、もうどうしようもしてあげられません。と同時に加齢臭というキーワードが引っかかっています。自分が臭いんじゃないかと思い始めたら、洗っても洗っても物足りなくて…。夫や息子に毎日、聞いてから出勤しています」。
平塚氏はこう話す。
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