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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

「ダサオジほど、巻き方にこだわる…だと!」マフラーはあえて雑に巻く。イケオジだけが知っている「意外な理由」とは?

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

選びは的確に、巻き方はテキトーにが信条!

人気連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第78回目は「マフラー&ショール」。冬のマストアイテムの選び方、そして巻き方とは?

単に防寒アイテムとしてだけではなく、冬コーデのアクセントとなってくれるマフラー&ショール。使いこなせばコーデがワンランク上がるのは確実ですが、そもそもマフラーとショールの違いって知ってます?

 

「そんなに難しく考える必要はありません。マフラーは細長く、ショールはマフラーよりも大判。マフラーは首に巻くのが目的で、ショールは首に巻く以外に肩に掛けたりもできます」

基本を押さえたところで、選び方のポイントを。まず注目すべきは素材とか。

「肌に直接触れるものなので、カシミヤやシルクといった繊維が極細の素材の方がいいですね。ウールはチクチクするイメージがありますが、繊維が細い上質なウールならしませんよ」

色や柄については、使いまわしやすいベーシックカラーはもちろん、小物だからこそ普段選ばない明るい色を選ぶのもありとか。

「冬コーデはどうしても重たい色でまとまりがち。明るい色のマフラーやショールを差し色として使えば、オシャレ度はグンと上がります」

いざお気に入りをゲットしても、巻き方がおざなりでは残念……と思いきや意外にもそうではないとのご意見が。

「テキトーでいいんです(笑)。例えば女性とのディナーの後、難しい巻き方にこだわるがあまり、女性を待たせるなんて言語道断。ササっとテキトーに巻く方が、むしろ所作としてカッコいいんですよ」

その視点、さすが我らが干場編集長です!

30/70 trenta Settanta / トレンタセッタンタ

上質素材をニット編みにして美ドレープを演出

ショール[70×200㎝]4万2900円/トレンタセッタンタ(第一ニットマーケティング)

カシミア70%、シルク30%という黄金比率を採用するオッティモシリーズ。ライトウェイトなエクストラファインゲージのニット編みにすることで、美しいドレープ感を楽しませます。大判なのでゆったりとしたボリューム感を楽しめるのも魅力です。

ベーシックな色合わせにショールで遊び心を

ショール[70×200㎝]4万2900円/トレンタセッタンタ(第一ニットマーケティング)

ニット4万2900円/トレンタセッタンタ(第一ニットマーケティング)、コート10万2300円/モーヴ、Tシャツ9350円/クロスクローゼット、グローブ1万8150円/カリディ(菅原靴店)、時計145万7500円/エベラール(エベラール ジャパン)、他スタイリスト私物

ネイビーのコートにグレースラックス、足元は白のスニーカーという、いわゆるイマドキなコートスタイルにおけるベーシックな着こなし。

「そこに明るいブルーのショールを合わせることで、アクセントをプラス。ありきたりじゃない、ワンランク上のコーデになります」

干場編集長のアドバイス①「グローブ」

グローブでクラシックな雰囲気を後押し

マフラーやショールを巻くなら、手元にも一手が欲しいところ。

「マフラーやショールを巻くとクラシカルでジェントルな雰囲気になるので、レザーのグローブを合わせてその雰囲気をより楽しみましょう」

干場編集長のアドバイス②「時計」

グローブを脱いだ時の見栄えも意識すべし

コートにグローブを合わせた場合、腕時計はほぼ見えません。でも、それでも着けるべきと干場編集長は語ります。

「グローブを脱いだときにチラッと見える、その瞬間が大切。ダイヤルカラーをショールと色リンクさせたさりげない差し色使いにも注目です」

干場編集長のアドバイス③「スニーカー」

軽快なスニーカーを合わせて抜け感を

コートにショール、そしてグローブというジェントルな着こなしに対して、足元は白スニで抜け感を。

「キメ過ぎず、どこかにリラックスした雰囲気を注入するのがイマドキ。白スニなら抜け感がありつつも、あくまでクリーンで上品にまとまります」

Johnstons of Elgin / ジョンストンズ オブ エルガン

一見ベーシックなようで変化球あり

[35×190㎝]4万9500円/ジョンストンズ オブ エルガン(ヴァルカナイズ・ロンドン)

1797年にスコットランドで創業した世界屈指の名門らしい、カシミア100%の優しい肌触り。さらに注目はカラーリング。グレーからブルーへとグラデーションになっているんです。それにより、巻き方によって雰囲気が変わります。

Begg & Co / ベグ アンド コー

大人マフラーといえばこの色は絶対正義

[36×183㎝]5万9400円/ベグ アンド コー(ボーダレス)

コチラもスコットランド発の人気ブランド。素材はカシミアで、表面に起毛感が生まれるビーバー加工を施すことで、ふわりとエアリーで極上にやわらかな肌触りを楽しませてくれます。ベージュカラーも優しい雰囲気を後押し。

Joshua Ellis / ジョシュアエリス

品良いアクセントを作れるモノトーンチェック

[70×190㎝]7万5900円/ジョシュアエリス(菅原靴店)

1767年創業の生地ファクトリーが手がけるブランド。素材はカシミア100%で、柄はタータンチェック。程よい起毛感がありながら肌触りはなめらかで、長さが200cmと大判なので、ふわりとボリュームのあるシルエットが楽しめます。

AVLDE / アヴォルテ

ツルツルじゃないシルク100%って何!?

[70×200㎝]4万4000円/アヴォルデ(ミニマルワードローブ)

コチラのショール、素材はなんとシルク100%なんです! シルクの生糸をあえて一度ワタにして紡ぐというカシミアと同じ製法で作ることで、ツルツルではなくふわりとしたエアリーな風合いに仕上げているんです。

Cruciani / クルチアーニ

裁ち切りを活かしてラフに巻くのが正解

[72×214㎝]6万3800円/クルチアーニ(ストラスブルゴ カスタマーセンター)

高級ニットブランドでお馴染みのコチラ。素材はカシミアで、薄手に織り上げることでサラリと軽やかな肌触りに仕上げています。あえて裁ち切りにしているのも見どころ。高級素材ながらカジュアルなコーデにも似合うショールです。

PIACENZA / ピアチェンツァ

どちらの面を多めにするかで印象ガラリ

[30×170㎝]2万6400円/ピアチェンツァ(菅原靴店)

イタリア・ビエラの老舗生地メーカーが手がけるコチラは、シルクにカシミアをブレンドしたもの。軽く、そして優しい肌触りが魅力の生地を、ライトグレーとチャコールグレーのダブルフェイスで配色。巻き方で表情を変えます。

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
第一ニットマーケティング 0258-66-6676
菅原靴店 019-651-4969
ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255
ストラスブルゴ カスタマーセンター 0120-383-563
ミニマルワードローブ http://minimalwardrobe.jp/pages/contact-us
ボーダレス 03-3560-5214
モーヴ 03-3470-2200
クロスクローゼット 03-5770-5274
エベラール ジャパン 03-5422-8087



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