【続きはコチラ】「仕事してたら夫にニコニコできないでしょ？」ママ友の非情なマウントに激昂する夫。パワハラ、セクハラ、モラハラ…ハラスメントを助長しているのは私たち自身なのか。

鳥山玲香さん（仮名・46歳）は、小学生の兄弟を育てる母親だ。夫と共働きで対等な関係で暮らしているが、習い事については夫に主導権を渡したという。その夫が選んだ習い事が自身も長らく続けてきた剣道だ。基本的に習い事とは距離を置いていた玲香さんだったが、どうしてもと長男に誘われて訪れた忘年会でとんでもない昭和体質を目にすることになったというのが【前編】の話。
 

………………………………………………

先生気取りの夫に追加注文を頼むように言われた玲香さんは、一瞬むっとなったが耐えたと話す。

「キレるより、明らかに情勢を見守る方が得策だと考えました。もちろんスマホのボイスメモはすぐに開ける準備してありましたけどね」。

完全に気をよくした夫は玲香さんと子どもたちに師範に挨拶をするよう促した。

「正直、お前がやれよと思いましたが、毎度お世話になっているのも事実。長男次男を引き連れ、師範に1年のお礼を言いました」。

ー1年間お世話になりました。

この返答に周りの空気が一瞬、ピリついたのを玲香さんは感じたという。