■今後は他メーカーからも登場することに期待!!
このネオステアは、ヨーク型ハンドル同様に、高価なステアバイワイヤシステムとセットでの採用が必須であるためにコストが高い、という課題があります。そのため、採用されたとしても、極一部の高級車に限られるはず。ちなみにRZには、正円型ステアリングの仕様もあり、トヨタらしく、きちんと「逃げ」も用意されています。
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
ハンドルの形状における究極のゴールは、自動運転中は格納しておき、ハンドルが必要な時だけ出てくるようのなること。今回のジャパンモビリティショー2023でも、ステアリングを格納したコンセプトカーが多く出展されていました。完全自動運転社会の実現までは、もう少し時間がかかりそうですが、すでに特定条件下でのハンズオフが実現されていることを考えれば、ハンドルを格納してしまうことは、それほど遠くない未来なのかもしれません。
今回のネオステアやヨーク型ハンドルはどちらもトヨタの技術ですが、今後は、ほかのメーカーからもどんどんこのような異形ハンドルは登場してくるはず。今後が非常に楽しみです。
Text:Kenichi Yoshikawa
Photo: TOYOTA,MMM-Production
Edit:Takashi Ogiyama
RANKING
1
2
4
5
2
4
5