【続きはコチラ】実家には老いた両親と20年引きこもりの兄。正月帰省したくてもできない理由が切なすぎる

年末年始になると帰省の話題があちらこちらでのぼる。しかし、小高景子さん（仮名・46歳）は、もう10年以上、実家に帰省をしていない。その理由は引きこもりの兄に会いたくないから。優等生として生きてきた3歳年上の兄が、仕事を辞め離婚をして実家に戻ってきたのは兄が30歳の頃。それ以来、20年兄は引きこもって暮らしていることを【前編】では告白してくれた。【後編】では、数回実家に帰った時のことや今不安に思っていることなど、さらに詳しく話を聞いていきたい。

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「兄の引きこもりが始まった当初は、夏とお正月に帰省をしていました。そのたび、私も兄に話をしてみたりしましたが、ああとかうんとか、わかってるよとか、怒ったりすることはありませんでしたが、気の無い返事ばかりで事態が好転することはありませんでした。両親は完全にお手上げという感じで、家では兄が望むようにさせてやっているようでした。ただ、外に出ると…」。