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不妊治療の果てに待っているのは、命の選択なのか…。出生前検査に悩み続けた40代夫婦のリアルすぎる告白。

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「ネットって無意識のうちに自分が好むものをセレクトするし、そうすることで似たような情報が集まってくるじゃないですか。出生前検査についてもそうやって、高齢出産とセットで考えるようになっていったと思います」。

最も大きなインパクトは、唯一妊活を明かしていた上司が検査を決めたことだった。

「ご本人も妊活の末の妊娠をしたばかりだったので、いろいろと相談に乗ってもらっていたんです。もちろん自分からは出生前検査をするかどうかなんて聞けませんでしたが、私を気遣ってか上司の方から話をしてくれたんです」。

上司は病院からの提案があったこともあり、「念の為」という気持ちでNIPT検査を受けたと話したそうだ。

「胎児に異常があるとかそういうことではなく、高齢なのでと説明を受けて、夫婦で話し合って受けたと言っていました。もちろん結果は陰性。陽性だったら話してくれなかったかもしれません。その話を聞いて、もし妊娠をすれば、私も高齢出産になるし、受けることになるかも…と漠然と思っていました」。

後編】では貴子さん自身が妊娠をし、出生前検査をするかどうかの決断を迫られたときの心境を詳しく聞いていきたい。

取材・文/悠木 律



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