【後編】「このハーフの子はいつお国に帰るの？」酷すぎる祖母の一言にキレた！真っ当な中学生長男の意見

「正直、これ以上、息子が傷つくのをみるのもいやですし、あまりにも低レベルな母の発言を聞くことも苦痛で仕方がありません。親のことをこんなふうに思ってしまう日がくるなんて。どうしてこうなってしまうのでしょう？こういう世俗観念が争いの種になるのではと思っていしまいます…」。

平塚氏はこう話す。

「世代間ギャップはあるにせよ、これはさすがに酷いですね。しかし、ご両親は悪いとは思っていないのでしょう。となると彼らをすぐに説得するのは難しいかもしれませんね。実親ゆえの歯痒さはあるかとは思いますが、しばらく距離をおくほうが無難かもしれません。親だからと言って分かり合えるわけではないことも同時に理解すべきでしょうね」。

本質的な意味での学びをやめると人は、簡単に世俗観念に流されてしまうのかもしれない。大人こそ、学び続ける必要性があるのだと改めて考えさせられる。

取材・文／悠木 律