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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「夫のモラハラを子供が真似そうでイヤ…!」45歳主婦が家を飛び出した「致命的な瞬間」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

厚生労働省が発表している人口動態統計月報年計によると、令和3年度は、婚姻件数が50万1116組、離婚件数が18万4386組であった。

昨今の離婚の特徴としてあげられるのが、「同居期間が長い夫婦の離婚」なのだ。

20年以上同居生活を送る夫婦の離婚件数の割合は、昭和60年は12.3%だったのに対し、令和元年には20.8%まで増加している。

これが、熟年離婚が増えていると言われる所以だ。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「熟年離婚の大きな原因とされているのが、少子高齢化です。

高齢化するということは、婚姻関係を結んだ男女にとっては、その関係がより長く続くということでもあります。ですがそれは同時に、離婚を視野に入れる時間が増えることも意味します。

また、平成19年からスタートした年金分割制度の影響も大きいでしょうね。専業主婦であっても、離婚後ある程度の年金を確保することができるようになったわけですから」

今年で結婚20年目を迎える戸塚まりこ(仮名・45)は、中学生と高校生の息子を持つ母親だ。

「うちの夫は、絵に描いたような昭和の男。モラハラなんて当たり前で、女に人権はないとでも言いかねない雰囲気です。

息子たちには、節目節目で、男も女も平等であること、これからは男も女も関係なく、すべての人が家事をする時代だと話してきましたが、夫の背中を見て育っているのでどうなることやら。心配は尽きません」

かく言うまりこも、働いた経験がほとんどない、絵に描いたような専業主婦である。

「短大を出て2年だけ、事務職として働きました。働いたといっても、お茶出しと請求書なんかをまとめることぐらいで、大した仕事をしたことはありません。だから、夫の発言がどんなに嫌でも離婚を考えることはありませんでした」

そんな彼女だったが、ある日を境に、突如離婚に踏み出すことになる。きっかけは、市が運営する朗読サークルへの参加だった。



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