「父から何事もなかったかのように電話がかかってきました。僕は思わず声を荒げてしまいました。どれだけ心配したと思っているんだよ!って。そうしたら、父はあっけらかんとアクセルとブレーキ踏み間違えたわと言ったんです。幸い人を傷つけたり、物を壊したりはしなかったそうなんですが、畑の畦道にタイヤがはまってしまったとのことでした」。
何より驚いたのが「たまに踏み間違える」という父の言葉だったという。
「今日が初めてじゃなかったというんですよ。あっ、間違えた!くらいみたいで。僕はそれを聞いて背筋が凍りました。今、事故を起こしていないのは奇跡だと。いつ事故を起こすかわからないと確信しました」。
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