スイスの腕時計ブランドTUDOR(チューダー)から、何十年にもわたり、アメリカ海軍ダイバーたちの腕元で任務を支えたチューダーウォッチにオマージュを捧げた、新しい「ぺラゴス FXD」が今月より順次発売。
現代における究極の「ミリサブ(ミリタリー サブマリーナーの略称)」として、ストラップバー固定構造、チタニウム製ケース、高性能マニュファクチュール キャリバーと経過時間計測が可能な逆回転防止ベゼルを備えています。
60年代後半のチューダー オイスター プリンス サブマリーナー Ref.7016を彷彿とさせる外観
1950年代半ば、チューダーのダイバーズウォッチは米海軍の検査を受け、軍内の複数のチームにより評価されたことで58年に正式に採用。さまざまな部隊で活動するダイバーたちに支給するために購入されましたが、新しい「ぺラゴス FXD」は、この時代のミッションウォッチの精神を継承しています。
ケースにストラップバーが固定(Fixed)された極めて頑丈な構造にちなむ“FXD”という名称は、この時計の背景を暗示して、本モデルは、往年の「ミリサブ(ミリタリー サブマリーナーの略称)」を、現代の技術を駆使した高性能かつ堅牢な時計として再定義しているのが特徴です。
外観は、60年代後半のチューダー オイスター プリンス サブマリーナー Ref.7016を彷彿とさせて、固定バネ棒のような米軍仕様ならではの要素に加え、初期のチューダー サブマリーナーに見られたポインテッドクラウンガードのような、異なる時代のチューダー ウォッチから着想を得たディテールも取り入れられています。
本モデルの独特なシルエットのキーとなっているラグ同士をつなぐ形状
現役の戦闘ダイバー部隊と共同で開発されたFXDのケースは、特殊任務に必要な独自の仕様を完全に満たし、より高い堅牢性と信頼性のためにチタニウム製ケースに固定されたストラップバーを例とした、チューダー コレクションの中でも異彩を放つ機能的特徴を備えています。
もう一つの特徴は、人間工学に基づいた60クリックを刻んだ逆回転防止ベゼルで、発光塗料をあしらった60分目盛り入りのセラミック製ベゼルインサートは、ダイバーズウォッチのISO規格6425:2018に準拠しています。
新しい「ペラゴス FXD」の意匠は、60年代後半から80年代前半にかけて海軍の軍人たちが着用していたチューダーのダイバーズウォッチが着想源。時計全体のカラーはブラックで、暗闇の使用でも発光強度を最大化させるために1969年に導入された、スクエアが先端に付いた「スノーフレーク針」やスクエア型アワーマーカー、さらに発光塗料を用いたサンドブラスト仕上げのセラミック製インサートと逆回転防止ベゼルを採用。さらに、42mm径チタニウム製ケース全体にサテン仕上げを施し、そのマットな質感によって光の反射を制限しています。
アメリカ海軍のダイバーは歴史的に、主にナイロン製のグリーンまたはブラックのファブリックストラップを装着してチューダー ウォッチを使用していましたが、「ぺラゴス FXD」に付属する2つのストラップは、ブレスレットよりもストラップを好むこのミリタリー的伝統から着想を得て、さらに工夫を加えたもの。
中央にレッドのラインが入った、セルフグリップ着脱システム付きのグリーン ファブリックストラップが初期設定で、さらに、テキスタイルモチーフがエンボスされたブラックのラバーストラップも付属します。
【問い合わせ】
日本ロレックス / チューダー
東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル
0120-929-570
チューダー公式サイト