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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「毎月学資保険を解約しようか悩むんです」もう親も国も頼れない…貧困シンママの悲痛の叫び。

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お金がかかるのは、もちろん上の娘だけではない。

「下の息子が、視力が悪くなって学校から受診するよう通知が来ました。

どうやら眼鏡が必要になりそうなんです。子どもの眼鏡購入にも助成制度があるにはあるのですが、年齢も含め適用される対象は限定的。

医療費無料はありがたいですが、いまは眼鏡を買えないので、処方箋の期限が気になって受診できていない状態です。来月か再来月には何とか買えると思うので、息子にはそれまで待ってと言っています」

ここまで話すと、疲れたと言ってみれいさんは黙った。

日頃は子どもの前で涙を見せない。だから油断するとすぐに涙がこぼれる。

「時々、夜中に1人で子どもの寝顔を見ていると、叫び出したくなります。頼りたい親も、もう私を頼る立場。まさにお先真っ暗で、気が付くと夜職の求人を見ています」

近頃みれいさんは無理心中のニュースを見かけた時、『他人事ではない』と思うようになった。

さらにSNSで、子どもを手にかけた親が『死にたいなら親だけ死ね」などと中傷されていたりすると、自分に向けられた言葉であるように感じる。



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