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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】職場や自宅に押しかけて…女性用風俗に蔓延る「ストーカー問題」。現役セラピストが語る、恐怖の体験談。

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「最初こそ戸惑っていましたが、結果的に承諾してくれました。そして、悩みを相談した同期セラピスト3名の写真を見せ、どの子がいい? と訊いてみたんです。皆HPでは顔出しNGのセラピストなので、新人かベテランかは分かりません」

仲間の計らいで、シオリさんから指名を受けた男性セラピストがカズマさんとともにサービスをする運びとなった。

「当日は、僕と同期セラピストのリョウ(仮名・27歳)が接客しました。リョウは韓流系の美形で、以前はスポーツマッサージを専門にしているセラピストでした。

『多少危ない女性にも慣れているから大丈夫。逆に、俺の客にしたい』とのことで、無償で協力してくれたんです。スマホなどには十分気をつけて、2人で懸命にシオリさんに接客しましたね」

当日は、通常の性感マッサージの他、リョウさんが施す筋肉ひとつひとつにアプローチした本格的なマッサージで全身をほぐした。2人の男性セラピストにお姫様扱いされて、シオリさんは上機嫌で帰ったという。

肝心のストーカー行為はどうなったのだろうか。

「実は後日、リョウから『シオリさんから指名をもらった』と連絡があったんです。ただ、僕には申し訳ないと思ったのか『リョウ君を指名したことは、カズマ君には内緒にしてね』と言ってきたそうで……(笑)。

リョウも『もちろん内緒にしますが、僕の大事な友人ですから、カズマ君も指名してあげてほしい』と言ってくれたそうで、現在彼女は、僕とリョウを交互に指名してくれています。

この件を店側に伝えると、上司が『ありがとう。一時はどうなるかと思ったが、さすがだ』と礼を述べてくれ、辞めたセラピストの上客をリョウと僕に紹介してくれるようになりました。

シオリさんに何も知らないふりして、今までと同じように懇切丁寧に接客していますね。でも先日『ねえ、今度モニターで一緒だったリョウ君を一緒に呼んでいい?』とリクエストされて……僕への執着心が少しだけ薄れたようです」



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