ある海外の柔術家の中でも、「全試合、得意なサブミッションを極めて勝つか、負けるか」みたいな、博打のような戦い方をする選手がいます。
そういう人に限って、初めから勝負の覚悟が決まっているというか、相打ち覚悟で相手に一撃でとどめを刺す、示現流の「抜刀隊（ばっとうたい）」の様な精神すら感じます。
自分が世間から刺される覚悟でやり遂げようとするパワーは、誰にも止められないと思いますので、敵に回してしまうと、一番厄介な相手かもしれませんね。
さてさて、ご相談者様はこの先も行く末が不安だと思いますので、最後に女将が調べ物をして参りました。
ついに現代では、「ネット安心保険」たる商品が登場したらしく、ネット上での誹謗中傷する書き込みを削除したい場合や、損害賠償を請求したいときに相談できる保険があるようですよ。
この商品も世間で需要があるならば、何だか悲しい世の中になりましたね。
なんて、柔術女将のお節介ですが、今より明るい未来になりますよう、心よりお祈りしております。失礼いたします。
【プロフィール】
大学卒業後、北新地にある老舗ジャズクラブ「jazz&bar96」で修行をし上京。会社勤めと音楽活動を軸に、自己の恋愛遍歴を活かしたユニークな執筆活動をおこなう。講談社FORZA STYLE『悪用禁止！ 媚薬JAZZの聴かせ方』、『大人の純喫茶ぺぺ』を連載。著書『恋に聴くJAZZ』（2018）を出版。現在は、柔術道場「CARPE DIEM BJJ 芦屋」の女将として日々奮闘中。
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