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LIFESTYLE 女たちの事件簿

銀行口座に残っているお金は、わずか3540円…。「年収700万のはずの夫」に何が起こったのか?

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しかしこれまで、このような知らせを受け取ったことは無かったし、金銭的に余裕がない素振りを見せられたことも無い。

「ただいま~」という声とともに、次男がキッチンを覗きにきたのでとっさにハガキを隠す。

夫が帰ってきたら確認してみよう……。そう思い、あかねは夕飯作りを始めた。

===

夫の裕太は毎日帰宅が遅く、この日も22時すぎにやっと帰ってきた。

あかねが「おつかれさまです」と迎えると、やや不機嫌そうな面持ちで「うん」とだけ返答する。
 

「夕飯は食べる?」

「うーん。今日はいい。風呂入って寝る」
 

亭主関白なうえにあまり愛想もない裕太は、そっけない返答をすることが多い。

あかねと裕太は友人の紹介で知り合い恋愛結婚をしたのだが、結婚当初からあまり夫婦の会話は多いほうではなかった。

あかねは、裕太が自分にまったく興味がないのではないか?と常々思っていた。子どもが生まれてから、夜の夫婦生活も年に数回というレベルだ。

「ごめん、ちょっと待って。あのね、今日これが届いたんだけど……」と、電気会社からのハガキを裕太に差し出す。書かれている内容を見た裕太は、驚いた表情をした。

「あー。引き落としの口座に移すの忘れてたわ」

明日やっとくから、と言って、ろくに目もあわせずに風呂場へ行ってしまう。あきらかに様子がおかしかった。

夫から知らされた衝撃の事実、そして危機に陥った家族は?次回に続きます。
 

Text:女の事件簿調査チーム

▶︎銀行口座に残っているお金は、わずか3540円…。子どもの口座にも手をつけた「年収700万」の夫が陥った罠


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