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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「同性愛ってことじゃないですか…」化石のような価値観をもった小金持ち夫妻が陥った事態に思わず絶句。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

【あらすじ】
還暦目前の夫婦、柏原洋平と恵理子はLGBTに関して極度の偏見、古い価値観を持っている東京の小金持ちである。あるとき夫婦が所有するマンションに移住してきた女性がペット看護師だと知り、愛犬のペットシッターを依頼。関係は良好だったが恵理子が女性に対して違和感を覚え始めた……。

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ちょっとした違和感はあったものの、パーフェクトな報告書が送られてくることもあり、気にしすぎかなと恵理子は、その件に突っ込むことなく3泊4日を終えて帰路についた。

空港からは夫が運転する車で帰宅。車を駐車場に入れようとしたときのことだった。柏原夫妻のベンツを見つけた彼女の姿が前方に見えた。彼女はさっと小鞠を抱き上げ、こちらに駆け寄ってきた。

「だんだん近づいてくる彼女の後ろをついてくるようにもう1人女性がこちらに向かって歩いてきていました。なんていうのかな、すごく美しい凛とした人で目を奪われてしまいました」

駐車を終えた柏原夫妻が、マンションのロビーに入ると待ち構えていた小鞠がこちらに駆け寄ってきた。彼女も嬉しそうに「おかえりなさい」と2人の方に歩いてきた。傍には先程の女性がついてきていた。

「クリニックの先生ですと紹介されました。散歩の途中で会ったんだそうで、私たちが帰ってきて小鞠を帰したら食事をすることになっていた……と話していました。先生も彼女もきれいで並ぶとすごく華やかで、見入ってしまうほどでした」

そういうことなら、と柏原夫妻は、今日はここでシッティング終わりにしようと彼女に提案した。彼女は家に入るまでお世話しますと提案してくれたが、恵理子は手に持っていたお土産と引き換えに小鞠を引き取った。



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