「お互いの家に行き来するってことは友達？」
「今日仕事じゃないし、友達かもね」
「この後どうする？」
「美晴が急用で帰らなきゃいけなくて旅行が中止になったってことにして帰るよ。友達だと思うんだけど、私には紹介されていないから相手を紹介してもらう」
美晴にお礼を言い、車を降りた貴美子。ドアを開けて入ると寝室からギシギシ音がしていた。
「え？ なんの音？」
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