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車のドアハンドル戦線に異常あり?フラップかグリップか、はたまた新世代か?

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■輸入車勢に立ち向かうため、海外のクルマづくりを見習った

国産車のアウタードアハンドルがグリップ型へと切り替わり始めたのは、2000代前半ごろのことです。カローラを例に挙げると、2000年登場のカローラ8代目からグリップ型へ変更、クラウンも2003年登場の12代目「通称ゼロクラウン」からグリップ型へ、スカイラインも2003年登場のV35スカイラインクーペではグリップ型へと変更されています(2001年のV35セダンはフラップ型)。

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1999年登場の11代目クラウンは、フラップ型のアウタードアハンドルを採用していたが、12代目クラウンでは、グリップ型へ変更となった

2000年前後といえば、欧州メーカーが日本市場へ本格的に参入し始めたころ。そして、トヨタや日産、ホンダといった日本車メーカーが、北米や欧州へチャレンジして10年が経とうとしていたころです。将来的に競合していく輸入車勢に立ち向かうため、北米や欧州で通用するクルマづくりを目指すなかで、海外メーカーが採用していたグリップ型ドアハンドルを取り入れた、というのが大きな理由のようです。

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12代目クラウンはグリップ型を採用

ちなみに、海外メーカーがグリップ型を採用してきたのは、グリップ型のほうが使い勝手に優れているため。例えば、グリップ型ドアハンドルを初代ビートルの時代(1940年代)から一貫して続けているフォルクスワーゲンでは、ドアハンドルにロープやフックなどをかけて引っ張ることで、1分1秒を争う交通事故で怪我人を素早く救出することができるとしています。

また極寒の地域で、分厚い手袋をしたままでもドアを簡単に開けられる点も、海外でグリップ型が採用されてきた理由でしょう。また上下両方から手を入れられるので、荷物を持った場合でも扱いやすく、そして力を入れやすい(少ない力で開けられる)といったメリットもあります。



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