紀明さんを迎えるためにうるおっている体、適切なほめ言葉、成立する会話など紀明さんが求める全てを里佳は提供した。
「白いご飯とお味噌汁の朝ごはんに感動しました。誰かに食事を作ってもらうことが本当に久しぶりで。ここに住みたいとさえ思ったのです」
紀明さんは妻と離婚し、里佳と真剣に交際しようと決意する。しかし、交際3か月で、妻の耳に入った。
「帰宅すると妻がテーブルにいて、“ずいぶん楽しそうね”と言った。里佳と2人だけの会話の内容も知っており、汚い言葉で罵られて、実家の母と姉、妹にもばらされた」
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