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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】遊ぶ私立進学組、迷惑している国公立受験組……受験期の高校教師の苦悩。

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「進学先が決まっても卒業するまではまだ高校生なので、振る舞いや身だしなみも高校生らしいものでなければいけないと指導していたのですけど」

彼女のクラスでは3人が金髪に近い髪色で登校し、5人は耳にピアス穴を開けた。もっと酷い生徒は、「もう大学生だから」と言って、年上の彼氏の家に泊まり込んで自宅に帰らなくなったのだ。

保護者から「先生から何とか言ってください」と消え入るような声で電話が入り、その女子生徒を呼び出すと、「あとちょっとで卒業して先生とも関係なくなるから干渉しないでよ」と言われたそうだ。

「私の彼氏はもう社会人で、家には何でもそろっているし、別に何にも危険じゃないの。大学に進学してからも親が借りてくれる下宿先じゃなくて、彼氏の家で暮らすから」やや得意げにそう言って笑う彼女に萌子さんは、「高校生の間はきちんと親のいる家に帰りなさい。大学生になってからのことはご両親と話し合いなさい」と伝えるしかなかった。



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