【後編】エグい高騰。オール電化主婦の家族問題もぶり返した、電気代の値上げ問題。

「実際のところ、電気代や物価が上がり続ければ、自分たちの生活を守ることすらあやぶまれます。それに加えて、両親の面倒を見るとなると……。

でも私は１人っ子なので、頼る兄妹はいません。どうやってこれからの人生、そして親の人生を背負えばいいのか考えるだけで頭が痛いです」

電気代や物価の高騰は、この先も避けられないという見方が多い。庶民の知恵や工夫だけでは乗り越えられない現実……。一体どうすれば良いのだろうか。

「まずは両親の資産を把握したいと思い、聞き出しているのですが、詳しく話してくれなくて……。

貯蓄がいくらあって、この先どうしていくプランなのか、話し合いたいのですが、「お前には面倒かけない」としか言ってくれません。

きっと急にこういう話をするから、ダメなんでしょうね。もっと早くから、いろんなことを話しておく必要があるんだなと改めて感じています」

今回の電気代高騰は原料の価格高騰が要因とされている。不安定な世界情勢は、電気代という形で私たちにその危うさを訴えている。

とはいえ、電気のない暮らしなど考えられないのが現実である。

政府による電気代負担軽減策が始まるとされているが、同時に大手電力会社ではさらなる電気代の値上げが検討されており、まさにいたちごっこ。

一般庶民の我々は、自力で収入を増やすほかないのだろうか。なんとも悩ましい話である。

Text：FORZA STYLE