「耳を疑いました。穴があったら入りたい……そんな気持ちでした。でも、聞いていたことがバレるのはもっと恥ずかしかったし、何より彼らと顔を合わせたくなかった!そんな風に思われていたなんて……。
ショックで強張る身体をなんとか動かして、外に出ました。会に戻る気にもならず、そのまま帰宅したんです。
突然何も言わずに帰ってしまったことに心配して、友人たちが電話をくれたようでしたが出ませんでした。もちろん、元カレからはそんな心配の電話すらなく……。
見た目ばかりに気を取られ、実年齢より若いと思われたいことばかりが前面に出てしまっていた私。これは“若作り”で、”若々しい“とは別物。夫や子どもの言うとおりでした。
“痛い自分”に、ようやく気づかされたんです」
「同窓会不倫」。この言葉をタップすれば、多くの体験談が出てくる昨今。幸恵の話がリアルなのか、それとも見知らぬ人たちの体験談がリアルなのか。
いずれにせよ、“若見せ”の範疇を間違えると突然大きな傷になって跳ね返ってくることを忘れてはならない。
Text:女の事件簿調査チーム
RANKING
3
5
3
4
5