【クリスマスの悪夢】理想的な家族だったはずが…聖なる夜に露呈した「許されざる秘密」

雑誌から切り取ったような美しい４人の家族はクリスマスケーキを囲んで幸せそうに微笑んでいる。日付は、2020年12月25日。インスタグラムに投稿されたその写真に、弥生はハートマークをタップした。

その翌年、この家族に悲劇が訪れるとは知らずに……。

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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パティシエの夫を持つ主婦の弥生（仮名・28歳）は、クリスマスが近づくとある家族を思い出す。

©︎gettyimages

夫が慕っているパティシエの師匠、マサ（仮名・45歳）。海外でも活躍している彼は俳優のようなルックスだ。妻のユミ（仮名・41歳）は美しい顔立ちで、インスタグラマーとして活躍している。こんな美男美女の間に生まれた年子で大学生になる娘二人も、当然だがとても美しい。

笑顔の絶えない仲睦まじい様子に、「なんて完璧な家族なんだろう」と憧れを抱いていた。
 

そんなある日、マサの家族について弥生は夫と話していた。

「ユミさんのインスタ見てるとほんとうにモデルみたいな家族で、完璧すぎって毎回思っちゃう」

「……うーん、まあでも、完璧な家族なんていないと思うけどね〜」
 

何か裏がありそうな言い草の夫。問いただすととんでもないことを暴露し始めた。

©︎gettyimages

実はマサには何人もの愛人がいて、もはや病的なレベル。男性のちょっとした浮気癖の域を完全に超えている、というのだ。

師匠として以上に、人としてマサのことを尊敬している夫は「ルックスも良いし、何か欠点がないと怖いし……。まあ唯一の欠点がそこなのかもね」と、一人で妙に納得していた。