「部員全員の前で、2人で並んで立たされ、まるで公開処刑でした。顔から火が出るとはまさにあのことで、今思い出しても体が震えます。みんなの前で裁判のように詰められて...。1ケ月間の停職とは言われましたが、復帰しようとは思いませんでした。少し浮かれ過ぎていたんです。」
3年という長い年月の中で、周囲も決定的なタイミングを見計らっていたのだろう。
2人だけの世界といっても、そこから漏れ出す空気感、言葉、妙な気遣いなどは職場の空気とは馴染まない。馴染まないからこそスリルを味わうことができる。なんとも不都合なものだ。
今回は社内不倫が過熱し過ぎた当然の帰結だ。
一度不倫の二人三脚をスタートしてしまえば、ずっと走り続けるか二人共々倒れるかの二択しかないのかもしれない。
Text:女たちの事件簿チーム
RANKING
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5