「仕方なく掃除していたんですが、何時間経っても開けてくれないんです。トイレに行きたくなって、何度も義母を呼んだり叫んだりしましたが、まったく反応がなくて……。何とかしなくちゃと思って、納戸の中を引っかき回していたら、とんでもないものを見つけちゃったんです」
納戸の奥まったところ、いくつものダンボール箱や紙包みの下に置かれていた木箱。その中には義母の古い私物が詰まっていた。若い頃に着ていたらしい服の間に、まるで隠すように何冊かのノートがあったという。
「それは義母の日記帳でした。ふと興味を引かれて読んでみたら、中身はなんと不倫日記だったんです。登場人物のことはイニシャルで書かれていましたが、全身に鳥肌が立ちました」
日記によると、義母は新婚当初、家に出入りしていた電器店の若主人と不倫をしていた。義父の留守中に、テレビの映りが悪い、洗濯機の調子が悪いなどと理由をつけては家に呼びつけ、行為を繰り返していたのだ。
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