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一番会いたくない人と...学費稼ぎにパパ活に手を出した、20歳美大生の末路

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©︎gettyimages

パパ活を始めた当初は、見知らぬ相手と体の関係を持つことを躊躇った。しかし、金に目がくらむのは早かった。

40代の会社経営者が「一度寝てくれたら、30万円払う」という話がきっかけとなって一線を越え、2回目以降はなんの躊躇もなく男性に体を任せるようになったという。

「若いうちにしかできないことだし、夢のために私にはお金が必要なんです。違法なことをしているわけじゃないし、罪悪感はありませんでした」

多ければ1日20〜30万円以上稼ぐこともできたし、何より男性がチヤホヤと扱ってくれることが、美樹にとっての快感だった……。

ある日、いつもと同じようにパパ活アプリを開くと、一人の男性からメッセージが入っていた。「泊まりで10万円、半日の場合は5万円払う」という内容だった。

決して高くはないが、安すぎる訳でもない。順当な価格だったため、怪しむこともせずに美樹はすぐに、アプリから承諾の返信をした。

美樹は男性から指定されたカフェで、相手が来るのを待った。
相手は50代の男性で、黒縁のメガネ、今日はミックスツイードのコートを着ているという。

約束の時間から5分ほど過ぎた頃、カフェの入り口が開き、一人の男性が店に入ってきた。美樹は、男性の正体を確かめるべく、相手の顔を凝視した。

美樹は驚きのあまり、全身の血の気が引いていくのがわかったという。
相手の男性も、美樹を見て全身をこわばらせて絶句している。

待ち合わせの場所に現れたのは、5年前に家を出ていった実父、賢治(仮名・51歳)だった。

美樹が実父に会ったのは、母との離婚以来だった。父は浮気相手と再婚をし、2人の子供がいるという話を母から聞いていた。

父は大手企業で、それなりの役職に就いている。このため「父親さえいれば、母も私も普通の暮らしができたはずだ」と、悲しく惨めな気持ちで日々、父のことを恨んで生きてきた。

一生会わないだろうと思っていた父と、こんな形で再会するなんて...。

美樹は震えを抑えきれず、大粒の涙がポタポタと、カフェのテーブルに落ちた。

多くの男女トラブルを解決に導いてきた、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が言う。

「一昔前の援助交際より、さらにライトな感覚でパパ活に走る若い女性が後を絶ちません。お茶やカラオケ程度から、肉体関係まで、彼女たちはバイト感覚でパパ活アプリにアクセスしているんです。もちろん、そこには本人が気づかない大きなリスクが含まれています」

土壇場の父娘の末路は、次回で詳しくレポートする。



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