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ヘドロどろどろは何かをもたらす?オイル交換をおこたった愛車のなれはて

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■オイルが不適切だと最悪、エンジン破損に

それでも、エンジンの振動増加や燃費悪化が明らかに体感できるほど、大きく変わるものではなく、一般的なクルマの使い方であれば、交換タイミングを超えたところで、性能や耐久性へ直ちに影響を及ぼすものではない。

本当にエンジンに支障をきたすのは、たとえば、エンジン内部の摩耗などによって、エンジンオイルがなくなってしまっているのに、それに気づかずに走行を続ける、というような場合だ。これを続ければ、もちろん、オーバーヒートや焼き付きを起こしてエンジンが停止してしまう。「そんな事態はまず起こらない」と思われるかもしれないが、こういう状況に陥る人は一定数いる。

オーバーヒートにまではならずとも、オイル切れによってエンジン内部の金属部品の摩耗が一気に進み、エンジンに取り返しのつかないダメージが刻まれていく。過去には、ピストンがエンジンブロックを突き破るような、大きな破損に繋がった事例もあったそうだ。

 

■早めの交換はドライバーとしての責任

整備工場のスタッフからエンジンオイルがドロドロだと指摘されていても、「クルマは普通に走っているから大丈夫」と考える人もいるという。数千円のエンジンオイル交換をケチったせいで、数十万円のエンジン大修理や、車両全損になる可能性だってある。

オイル交換をしないことで、自身が金銭的損をするのは自業自得だが、公道でエンストなどトラブルになることは、交通などに多大な迷惑をかけることになり、場合によっては事故となってしまう可能性だってある。早め早めに交換するよう、心掛けるのは、ドライバーとしての責任だ。基本的にはメーカー推奨値を守りながら、信頼できるディーラー、整備工場などで、交換するようにしてほしい。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:Adobe Stock
Edit:Takashi Ogiyama



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