カジュアルでもモードでも! どんなスタイルでもクールにキマります
第455回目は、PT トリノ デニムのスキニーデニムです。
男らしくもあり、エレガントにもキマるボトムスと言えば、ブラックデニムは鉄板。特に40オーバーのFORZARには、干場編集長が黒デニム好きを公言しているだけあってすでにお馴染みでしょう。そこで今回オススメするのは、ズバリ、都会的な装いにマッチするアイテム。美脚パンツに定評のある「PTトリノ デニム」です。
PTの名を冠したブランドが誕生したのは2008年のこと。「メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ」というコンセプトの下、イタリアで創業したパンツ専業メーカーです。過度な装飾ではなく、キレイなシルエットや遊びがきいた加工が特徴で、そのDNAは2019年に立ち上げた「PT トリノ」でも受け継がれており、ご紹介する3本はそのデニムラインのもの。
同ブランドの中で最も細いシルエットを構築する、スキニーフィットの「ROCK」。艶やかなリジッドの質感が品の良さをアピールし、グレー調のリベットや白タグのモノトーンデザインがさらに後押し。スキニーと言っても当然ストレッチが効いているので穿き心地はノンストレスな上、穿くほどに脚型に馴染むのも見どころです。
汎用性が高いことでも人気のブラックデニムですが、シルエットや加工次第で雰囲気は一変。より美しさやエレガンスを求めるなら、美脚パンツを追求し続けてきたPTが作るデニムは頼りになるはず。スタイルアップすることは間違いありませんから。
スキニーにおいてサイズ選びは最も重要ですから、ピチッとしすぎないために敢えてワンサイズ上を穿くのもあり。とは言えこれだけのストレッチです、ジャストサイズでも窮屈さはないかと。
内側にかけて鋭角になっているポケットの形は、穿いた時のヒップの奥行きを計算したからこそ。これにより背面でも綺麗なルックスをキープし、ポケットへのアクセスもしやすくなっています。
ベストセラーモデルの「SWING」は、「ROCK」よりややゆとりのあるスリムシルエット。ステッチやレザーパッチまでもをブラックで仕上げた潔いデザインながら、ウォッシュ加工による色落ちがアクセントに。一から育てずとも穿いた瞬間に肌に馴染んでくれます。
切りっぱなしデザインが目を引く今季新作の「REBEL」。ワタリから裾にかけてテーパードをかけていますが、効きすぎていないためゆとりあるシルエットを構築します。足元をすっきりと見せるアンクルカット仕様で、カットオフデザインが今どきなワイルドさを演出。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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