FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 僕が捨てなかった服

ジョンロブのチャッカブーツで、本物の高級靴の素晴らしさを知る

人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

高貴さと無骨さが同居しているベストオブチャッカブーツ!

クラシックスタイルだけにとどまらず、カジュアル、ヴィンテージなどへの造詣も深く、それらを自在にミックスしたスタイリングで世界中から高い評判を得ているメンズファッションディレクターの西口修平さん。

幅広い知識と経験に基づき、さまざまなジャンルを幅広く網羅してきた西口さんが、思い入れが強くて捨てられなかった服をご紹介する企画の第9回目は、ジョンロブ(JOHN LOBB)のチャッカブーツです。

「私のファーストジョンロブとなるチャッカブーツは、20年以上前、友人が"サイズが合わない"という理由で新品を安く譲って貰った一足。

たしか、"サイズの合わない靴はゴミ同然なので"と笑いながら譲ってくれましたが、それって割と名言だな、と当時思ったのを思い出します。

毛足の短いしなやかなスエードとライニングの革ともに、とにかく良いものを使っていて、その素材の素晴らしさに感動。"本物の高級靴とはこういうモノ"というのを身を持って知るきっかけを作ってくれた一足です。

数年は気に入って履いていましたが、ある友人の自宅に遊びに行った際、飼っていたウサギに履き口を齧られてしまい、"この靴、ウサギよりも高いんだよ"と冗談を言ったのも懐かしい思い出です。

今では何となく履かなくなりましたが、私の中では高貴さと無骨さが同居しているベストオブチャッカブーツがこの靴だと思っています」。

西口修平
メンズファッションディレクター

クラシックスタイルへの造詣が深いだけでなく、カジュアル、ヴィンテージなど守備範囲も広く、それらを自在にミックスしたスタイリングで世界的に高い評判を得ている洒落者。Instagramのフォロワー数は14万人に届く勢いで、上梓した著書『Nishiguchi's Closet』(学研プラス)、『Nishiguchi Essentials 100』(ワン・パブリッシング刊)も大人気。1977年生まれ。大阪府出身。

Photo:Shimpei Suzuki

Edit:Ryutaro Yanaka



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