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FASHION 僕が捨てなかった服

リーバイス®の70505ビッグEは、袖や裾などボロボロですが…手放せません

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人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

渋いオヤジになった頃、しっかりリペアして着ても良さそう

クラシックスタイルだけにとどまらず、カジュアル、ヴィンテージなどへの造詣も深く、それらを自在にミックスしたスタイリングで世界中から高い評判を得ているメンズファッションディレクターの西口修平さん。

幅広い知識と経験に基づき、さまざまなジャンルを幅広く網羅してきた西口さんが、思い入れが強くて捨てられなかった服をご紹介する企画の第7回目は、リーバイス®(Levi's®)の70505ビッグEです。

このジージャンは、20年程前に先輩から譲って貰いました。当時の相場ぐらいで売って貰ったのでまったくありがたみは感じませんでしたが…(笑)

この頃のモデルは、縫っている箇所によってオレンジと、モンキーステッチと呼ばれるイエローステッチがあるのも味があります。

袖口は解けたり、穴が空いたり、裾なども綿糸が切れてボロボロになっていますが、それもまた私とともに歩んで着た洋服という感じがして、捨てられずに今も残しています。

渋いオヤジになった頃に、しっかり綿糸でリペアするなどして着ても良さそうなさだな、なんてことを思わせてくれます」。

西口修平
メンズファッションディレクター

クラシックスタイルへの造詣が深いだけでなく、カジュアル、ヴィンテージなど守備範囲も広く、それらを自在にミックスしたスタイリングで世界的に高い評判を得ている洒落者。Instagramのフォロワー数は14万人に届く勢いで、上梓した著書『Nishiguchi's Closet』(学研プラス)、『Nishiguchi Essentials 100』(ワン・パブリッシング刊)も大人気。1977年生まれ。大阪府出身。

Photo:Shimpei Suzuki

Edit:Ryutaro Yanaka



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