大胆になるのは、本命の前でだけにしましょう
★★★
ようこそ お越しくださいました
ここは繁華街にひっそりと佇む
『純喫茶ぺぺ』
昭和レトロでどこか懐かしさを感じる
恋に迷える大人達のユートピア
ここは純喫茶の雰囲気を大切にしており
一風変わった店主が
お客様をイメージした珈琲カップの代わりに
お悩みにぴったりの「恋のナンバー」を
硬派にお出ししております
刺さりすぎて気絶なさらないよう
お気をつけくださいませ
どうぞ 最後までおくつろぎの上
ゆるりとおたのしみください
純喫茶 ぺぺ
★★★
本日のお客様は、
私はモテるために「隙のある女」を目指していますが、
それが裏目に出て「軽い女」と思われてしまい、セフレになりがちです。
また、遊び人やストーカーみたいな人にも付きまとわれてしまいます。
次は本命として真剣に付き合いたいです。どうしたらいいですか?
──
バブル末期 販売員(25)
バブル末期さん、ご来店ありがとうございます。
おっしゃる通り、恋愛にはある程度の「隙」があった方がモテるなんてよく言われますよね。
ただ、今回のように加減を間違えてしまうと、「隙のある女」ではなくて「軽そうな女」に見えてしまい、変な虫を引き寄せてしまうこともありますので要注意です。
では、「隙のある女」はモテるのに、どうして「軽そうな女」は遊ばれてしまうのか? ということを説明したいと思います。
モテている錯覚
ここでいう「隙」というのは、モテるためにボディタッチが多いとか、露出が高いセクシーな服を着ているとか、そういうことではないんですよね。
テレビやSNSの影響等で、「モテるテクニックを乱用すればモテる」と考える人もいると思いますが、それでは「不特定多数」の男性に好意があると思わせぶりな態度になってしまい、自分を安売りしてしまいます。
さらに、実際に声を掛けられたりもするので、「自分はモテている」と錯覚してしまうのです(気絶)。
その思わせぶりな態度で、意中の人以外の人にも気を持たせてしまい、男女間のトラブルに発展したり、自分が本当にお付き合いしたい人と結びつくのが遠回りになってしまったりします。