同じシャツでもお決まりの一着より、コーデに合わせた変化が重要なんです
第431回目は、ブルックス ブラザーズのボタンダウンシャツです。
ここ数年ルーズ系シルエットはすっかり定着。その一方で、フォーマルな場面ではスリムなルックスの方が好印象だったり……。つまり、これまで以上に今、シルエットバランスが重要に。それはカットソーやアウターに限らずシャツも同様で、コーデに合ったシャツ選びがセンスある大人を演出するってこと。そこで「ブルックス ブラザーズ」の出番です。
ポロカラーシャツ、いわゆるボタンダウンシャツを開発したことで知られる同ブランド。しかもシルエットのバリエーションが豊富に展開されているんです。4種類のフィッティングで構成され、シーンやスタイル、体型に合わせて選べるのが、40オーバーのFORZA世代には実にありがたいポイントかと。今回はその中でも人気の高い2フィットと、新たに仲間入りした新型のシルエットをご紹介します。
定番のオックスフォードをベースに、2005年から2015年の米国製のディテールを再現した本作。上質なスーピマコットンを使用し、着心地は快適そのもの。最もゆったりとしたシルエットで、特に胴周りと腕周りはたっぷりとゆとりを持たせており、ちょっとお腹周りが気になる方から体を鍛えている方まで、幅広く好相性。スーツはもちろん、チノパンやデニムといったカジュアルなボトムスともマッチするので、重宝間違いありません。
ビジカジが定着した今、オフィスコーデでも洒落感が大事になっています。商談や会食で好印象を与えますからね。本作だけでも十分ですが、せっかくこれだけのバリエーションがありますから、コーデに合わせてフィッティングを使い分けてみては。大人にぴったりなお洒落を楽しめるはず。
ブルックス ブラザーズのB.D.シャツは、ソフトなタッチと高い吸湿性を誇るスーピマコットン100%使用。日本で紡績、縫製をおこなっており、その丁寧な仕立ては折り紙つき。洗濯機で洗えるのも嬉しいポイント。
タグにはフィッティングが記載され、視認しやすいのもポイント。アメリカ産のスーピマコットンを使用したメイド・イン・ジャパンと、老舗ならではのこだわりも窺えます。
こちらのリージェントフィットは、上のトラディショナルフィットに対し身頃を絞ったスリムなシルエットが特徴。着丈もやや短く上品さをアピールします。ホワイトとブルーに加え、今シーズン新色としてピンクがラインナップ。ソフトな色合いがこなれ感を演出します。
70~80年代のヴィンテージにインスパイアされ、新たに誕生したのがこちら。上の2つのフィッティングの間に位置するマディソンフィットに近く、着丈が短く身幅の広いボクシーなシルエットを構築。アームホールも適度にゆとりがあるので、昨今のルーズトレンドにマッチします。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818